【カナダの家庭医(ファミリードクター)】知ってる? 8-1-1 BC州医療ダイアルの活用法!
【カナダの家庭医(ファミリードクター)】知ってる? 8-1-1 BC州医療ダイアルの活用法!
先日突然ふらっと来て、椅子から転げ落ちたので、周りにすすめられ、かなり久々にウォークイン・クリニックに行ってきました。
長期滞在の人は、ファミリードクター(家庭医)を持つのが一般的ですが、基本元気だったので、私は調子が悪くなった時に「ウォークイン・クリニック」、緊急時は総合病院の「Emergency」を利用していました。しかし、今回の件で”そろそろ家庭医を持った方がいいのかな?”と思い立ち、調べてみました。
カナダ:家庭医(ファミリードクター)と 8-1-1 BC州医療ダイアルの活用法
家庭医の見つけ方としては、
①自分が行ったクリニックで良い先生だと思う人に尋ねてみる
②知人による紹介
③気になったクリニックのウェブサイトで「Currently Accepting new patients (現在、新患を受け入れています。)」を確認する
などありますが、どう手をつけたらいいのか全く分からない人にとって、まず入り口は「HealthLink BC」の「8-1-1ダイアル」が便利!
医療・健康の悩みに、Call 8-1-1!!
カナダで「9-1-1」は救急時のダイアル番号ですが、BC州で緊急以外の健康相談窓口は、「8-1-1」!
24時間いつでもオペレーターにつながり、必要であればRegistered Nurses(正看護師さん)によるアドバイスを受けることが出来ます。(※ケアカードを準備しておきましょう。)
※平日の朝9時~夕方5時の間だと、さらに、Registered Dietitians(登録栄養士さん)、Qualified Exercise Professionals(資格を持った運動療法のプロ)、Pharmacists(薬剤師さん)にもつながる健康ダイアル!安心ですね。
サレー市の家庭医のみつけ方
実は、家庭医の見つけ方は、”BC州の中でも「市」(Division)ごとに異なる”為、バンクーバー、リッチモンドなどにお住まいの人も、まずは「811」の総合窓口でオペレーターさんから情報を得ると早いでしょう。
サレー市の場合、「Divisions of Family Practice」のサイトに行けば、オンラインで比較的簡単に見つける事が出来ます。
その①:Divisions of Family Practice のサイトへGo!
↓
その②:下の地図マークをクリックして、自分の住むエリアを選択。
⇒サレー市の人は、「Fraser-> Surrey North Delta」と進みます。右側に「Do you need a Family Doctor?」と案内があるので、「Click here」をクリック。
↓
その③:個人情報を入力
→メールアドレス&郵便番号
→「Do you currently have a family doctor?(今ファミリードクターがいますか?)」のYes / No選択
→ファミリードクターを探している理由を選択:
1.ファミリードクターの退職(retired)
2.新しく引っ越してきた(recently moved to the area)
3.自分のスケジュールに合うドクターが必要(doctors whose hours fit with my schedule)
4.女医さんを探している(female doctor)
「NEXT 次へ」。
↓
その④:引き続き、選択に回答。
→医師の性別(男性・女性・どちらでも)
(prefer your doctor to be male or female)
→市内のどのエリアに勤務している医師がいいか
(which community would you like your doctor to work in?)
→英語以外に何語を話す医師がいいか
(Other than English, what other language would you like your doctor to speak? )
→「IFHP登録(難民ステータスの方など)の医師がいいか
(require a physician registered with the Interim Federal Health Program? (IFHP eligible refugees, etc.))
「SUBMIT 提出」。
↓
その⑤:医師情報が地図と一緒に検索結果に反映。
注意すべき点は、二点。
(1)Accepting Patients欄がYes か Noか。
(2)Notesの特記事項。
※医師情報から、勤務地のクリニック名も分かるので、口コミなどをもとにより詳細を把握して、ファミリードクターを検索できますね。
↓
その⑥:医師情報に記載の電話番号、あるいはクリニックに電話をかけて確認。
⇒大体の場合、ファミリードクターと一回対面して、双方が納得して、晴れてファミリードクターを持つことが出来ます。
まとめ
オンライン検索でさくさくっとファミリードクターを探せたので、「8-1-1」に感謝です!
留意点は、私がとあるクリニックに電話したときは、「検索結果と違う先生なら今新患受け入れていますよ。」と紹介されたので、多少更新にズレはあるのかもしれません。
はてさて。初のファミリードクター。良い先生だといいのですが・・・。
ちなみに、ウォークインクリニックを探すには、「Medimap」が便利です!
出典:Medimap
住所を入れると近くのクリニックの情報、大体の待ち時間(Wait Time)が分かる優れもの。必要時には、活用したいものです。兎にも角にも、健康第一ですが(^^)
追記:ファミリードクター面会とその後の展開
無事、最初に見つけた医師がファミリードクターとなりました。
面会時に、自分の健康に関する質問から現在の状況(仕事や生活)などの質問事項に応答し、患者のe-プロファイルの中身を医師の方でうめていきます。薬物アレルギー、持病、遺伝性の病気、生活習慣など2分ほどの質疑応答でした。
お互いが患者にとっての「Right Docotor」、医師にとっての「Right Patient」であるように、とのお話もあり、ファミリードクター登録は慎重になされているんだな、と感じました。
カナダ生まれのその先生は、カナダの医療はそこそこ(苦笑)なのでニューヨークで修行を積まれたそうです。
多くの場合、クリニックや医療機関の医師達は「チーム」を組んでいるため、仮に心臓病などを患っている場合は、より専門医で新患を受け入れているファミリードクターを紹介してもらえたり、自分のファミリードクター不在時にも代役として対応してもらえるので、安心です。
これからは、何かあれば、まずはファミリードクターに連絡するようになります。
プロファイルを完成させるため、3回ほど血液検査、ワクチン検査(日本で小さいころ受けた予防接種でカバーできているかどうか)、身体検査(女医さんによる女性特有の検査もあるようです。)などで総体的な健康状態をチェックしていき、後は必要に応じてコンタクトを取るようになります。
個人的な感想として、ファミリードクター探しは思ったより簡単でした。これで少し気持ちが楽ですね。8-1-1今後も大活用しそうです!